2015年10月10日土曜日

夫、ひらめく。

NHKの朝ドラを私が毎朝見ているため、夫も巻き込まれて惰性で見るようになって数年。現在放送している「あさが来た」に関して、関西人の夫が毎朝憤慨している。いや、べつにこのドラマに限ったことではないのだが。非関西人の俳優が演じる際に発音する、違和感のある関西弁に関して、夫はとても厳しい。

夫:「特に玉木宏があかん、こいつの喋り方ほんま一番気持ち悪い。」

夫:「この子役の関西弁が一番上手でマシやんか。玉木も見習えや。」


夫:「(玉木の台詞『こらあかんで』を受けての)何がコラあかんで!や!、お前の喋りがこらあかんで!」

などなど。朝っぱらからフルスロットルやめてよって思うくらい突込みが激しい。激しいというか、夫の実家へ行くとみんなそんな感じなので、突っ込みは関西人特有の文化なんだとは思う。

2015年9月30日水曜日

ふり向けば、磔刑(2)

ふり向けば、磔刑」の続き。

今日はウルトラマンXが、息子の手によりオモチャ箱の側面に。

この、はりつけにされて忘れ去られているウルトラマン達を室内で見つけるたびに、モズ の「はやにえ」のことを思い出しては忘れている。今日も調べてしまった、「はやにえ」という単語が出てこなくて。

2015年9月28日月曜日

2004年10月13日『パスポート』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。わりと片付けられない女です。
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先週火曜日にパスポートの申請をして、今日からが受け取り可能となる。有楽町の東京都旅券課有楽町分室に書類1枚と郵送されてくる葉書を持って行くのだが。なんと、週末に大掃除した時に書類の方が行方不明になってしまった。

家を探しても出てこないので『会社のデスクに置きっぱなしか??』と思い会社に行ったのだが、ない。

昼休みにゴソゴソ。引き出しという引き出しをゴソゴソ。立ててある書籍の間やクリアホルダの中身をゴソゴソ。中身を机に一度全部出して奥まで捜していたら、隣席のマツが不思議そうに私に声をかけた。

マツ:「ポロンヌさん。」

私:「はい?」

マツ:「ポロンヌさんの机の引き出しって一体何が入っているんですか・・・」

私:「夢と希望。」(即答)

2004年11月15日『シベリア超特急』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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半月ほど前の昼下がりに突然、水野晴男監督作品の「シベリア超特急」が見たい!と思ってしまった。本当に突然、空から稲妻が落ちたかのごとく。まだ見たことが無かったのだ。

その瞬間が、この不幸の始まりだった。

2004年12月1日『モントト』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。寝不足の不機嫌をテレビにぶつけているだけの残念な文章。
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昨夜は夫婦でドラクエ8をやりすぎ、寝たのが2時。

夫は今やっている仕事が多忙を極めており。毎日終電のうえに、帰ってドラクエ、そして明日は6時に起きて出勤前に家で仕事すると言う。家中の目覚ましを6時にかけて、テレビもタイマーで6時にONになるようにした。

翌朝、けたたましい複数個の目覚ましによる気分の悪い電子不協和音で私が起きる。夫は何も気にならないようで寝入っている。半分眠りながらも夫をゆすり起こす。しかし、そのまま2人で2度寝。

だが、これも想定内の出来事である。時間を10分ほどずらして、携帯の目覚ましが鳴る。『ピピピピ ロク ジ ジュップン デス ピピピピ』わざわざ電子音と合成音声で時間を知らせてくれるので「そんなの知ってるよ!!6時でしょ!うるさいっ!!!」と、また私だけ目覚めて、寝起きの機嫌悪さをふんだんに振りまきながら目覚ましを止める。そしてまた夫をゆすり起こす。

すると夫、起きた様子。嗚呼、よかった。


そして私は自分の使命を終えて、3度目の眠りにつくのであった・・・・・。

2005年1月10日『猫に威嚇されながらトイレ入る』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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夫と一緒に親類宅を訪れ、手料理と芋焼酎をたくさんご馳走になった日のこと。

親類の家では猫を2匹飼っている。親類のおじさんは

「こないだペットショップでうちの猫とそっくりな奴が21万円で売ってたぞ!凄い猫だから結婚祝いに1匹あげる!」

などと凄い冗談言ってくれたが、とても愛くるしいオス猫たちである。

しかしこの猫がでかい。そういう種類らしいが、1匹で8キロくらいある。それで長毛なので膨らんでいて余計にでかい。でかいんだけど凄いノミの心臓らしくて超小心者。

2005年2月5日『怪傑ズバットDVD BOX』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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昨日、テレビで地上波放送やってた「マスク・オブ・ゾロ」を見たせいで「快傑ズバット BOX」を、注文してしまったわけだが。

思いこせば7年ほど前の話である。「マスク・オブ・ゾロ」という映画が公開していた当時、知人:タナタナさん(アニメ・特撮好き)にその映画の話をしようと思って、「あ、あの映画ズバットのリメイクだよね。アントニオ・バンデラスがズバット役で。」と口走った。

2005年2月17日『黄色いソファー』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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昔、自分が勤めていた職場は、だんだん会社が規模拡張をしはじめる時期だったためなのか、入社してから時間経過とともに仕事がどんどん多くなっていった。多くなるけどマネジメント役が居なくて、社員全員がヒーヒー言いながら自分にどんどん振り落とされる案件と戦っていた。大手と張り合うため常に薄利多売。納期が異常に短い。会社で徹夜も何度か経験した頃、社長の奥さん(SE兼PG兼営業兼経理兼人事とにかく全部)が心配してくれてこう言った。

『みんな会社で休めるように、長いソファー買おうと思うんだけど何色がいい?希望ないなら金運上がるように黄色がいいんだけど。』

2005年2月8日『ガッカリの具体例(食い物編)』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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職場で隣席のラスタソ先生と一緒に「ガッカリの具体例」について考えてみた結果まとめ。

  • サンドイッチの具が炊いただけの味付けなしの白米
  • 冷蔵庫からピーナッツバターを出して、蓋を開けたら実はヌカ床
  • 蒸かしたてホカホカの肉まん、食ってみたら具が炊いただけの白米
  • マックシェイクのバニラ頼んだんだけど、ストロー吸ったら摩り下ろしただけのトロロ芋
  • ギョウザの具に炊いただけの味付けなしの白米
  • おはぎ、と思っていたのに食ってみたら中味は『食パンの白い部分を手で捏ねて丸めた硬めのもの』


ああ、全部ガッカリだ。なんてガッカリなんだ。ちょっと中身が白米多い気がするけど。

『似て非なるもの』の出現はガッカリ度が高いというところか。いや、全然違うか。そんなこと考えた自分にもガッカリだ。期待してるもの、想定しているものとのギャップの部分だよな、思いついたらまた書く。

2015年9月26日土曜日

2004年6月12日『成田空港』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。同居人とは現・夫のことです。最近は成田空港の建物入る時にはどうなっているんだろうね?その後、結婚式とか新婚旅行で成田から自分も飛びました。
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今日、同居人が出張先の中国(2度目)から帰ってきた。

「帰り、いつになるか分からない」と恐ろしいことを言って旅立ったのだが、突然、進行中だったプロジェクトが凍結という運びになって呼び戻されてきた模様。

前回同様、成田に迎えにいったのだが別に車で行くわけでもなく、電車でビューンと行って「おけーり」と到着ロビーで出迎えて、揃ってグッタリしながら京成電鉄の特急乗って帰るだけですけど。迎えに行ってる意味はそこに無くて、ただ滅多に行く用事がない空港に行きたいだけっていう。邪悪な理由でしかない。

2004年6月19日『同居と掃除』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。同居人とは現・夫のことです。結婚前の話。
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現在のように同居人と暮らし始めたのは、経済的な理由と体力的な理由が大きい。

同居人が以前まで住んでいた場所が、私の当時の自宅~職場までのちょうど中間点にあった。いや、中間以上に会社へ近かった。私の自宅は最寄駅まで徒歩15分の辺鄙で家賃の安い1K和室のボロアパート、同居人の家は最寄駅まで徒歩2分、ちょっと狭い1Rだが鉄筋の洋室マンション。自宅から1時間30分だった通勤時間が、同居人のとこからだと30分で済むわけだ。しかも造りがシッカリしているので冬、隙間風に凍えることもない。That's very cozy room.

猫にはあまり美味しいものを与えるな、という話を聞いたことがある。何か美味しいものを食べると、それ以下の味は全く食べなくなってしまうからだという。

私も猫と大差ない。同居人の家から職場へ数回、通勤したらもう自宅から職場に行くのが馬鹿バカしくなってしまったのだニャー。

2004年7月7日『銀河英雄伝説日記』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。同居人とは現・夫のことです。
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同居人は本読みだ。引越の時にその文庫本の量の多さに驚いた。が、数えたことがないので具体的に「○○冊くらい」とは言えないのだけれど。

私は、群ようこや原田宗典などのエッセイとか、江國香織や川上弘美などの女流作家の恋愛小説や、内田春菊や岡崎京子などのちょっとエグい漫画や、川原泉の哲学的漫画を読んで笑っていたりする。

一方で同居人は私の見知る限りだと、高橋克彦、山田風太郎、田中芳樹、京極夏彦、宮部みゆき、島田荘司、司馬遼太郎などが本棚に詰め込まれている。SFとかホラーとか推理小説とか時代小説、つまり私がサッパリ読まないジャンルが好みのよう。海外のも沢山あるのだがコナン・ドイル以外の名前は私には覚えきれなかった。

読んでる本や聞く音楽の嗜好は思い切り違う2名である。
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とある日曜日。PCの前で同居人がプルプル震えていた。「どうしたの?」と声をかけるとこう言った。

同居人:「この1クリックで全てが・・・決まる・・・。」

??

2004年8月5日『JavaScript応用編』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。職場でJavascriptで正規表現でどうのこうのって作業が多かった時代の話。
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詳しい話は面倒なので要点だけかいつまんで話そう。

ある日、私の職場のPCのとあるフォルダの中に、とある独自のシステムで使うように作られた設定ファイルが100個くらいあった。私はこのファイルの内容に書かれている

AAA=BBBB

というような部分だけを全部抜き出して全部をまとめて1つのファイルにしたい。このファイルにはAAA=BBBB以外にも

'日本語のコメント

のような行も沢山入っている。Excelでマクロ使えばクリック1つでできそうなものだがVBAを使えない頭の弱い私には、調べながら作るより別の方法を探した方が早そうである。

・大量のファイルをまとめて置換したい。
・複数ファイルを1つにくっつけたい。

2004年9月12日『太陽を盗んだ男』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。「太陽を盗んだ男」を初めて見た時に書いた奴、随分興奮してる。落ち着けよ。その後この映画はDVDも買ったし、飯田橋ギンレイホールで上映されてるのも見に行った。
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スーパーマンとか、スパイダーマンとか言ってる場合じゃない。ゴレンジャーとか、仮面ライダーアマゾンとかもどうでもいい。『BUNTAだよ!ねぇ!もうBUNTAしかいないってば!』土曜の午前1時、私は同居人のTシャツの袖を引っ張って叫んでしまった。

その筋には有名な『太陽を盗んだ男』という名作がある。1979年に公開された、沢田研二主演の映画である。“傑作”を越えて“怪作”とまで称される。その昔、私も名前とその存在だけはネットの情報で知っていたのだがあいにく、見る機会もなく5年の月日が経過していた。

そしてそれは突然であった。昨年、同居人とはまだ別々に住んでいた頃、ふと同居人の部屋を掃除していたら積み上がったビデオの中に突然このタイトルを見つけたのだ。

『太陽を盗んだ男』

甦る記憶。あ、これは見たかった映画ではないか。まだ学生の頃、インターネットを始めたばかりの頃に真夜中にチャットしまくりながらふと眺めていたページに紹介されていたあの映画ではないか。

2004年9月14日『人妻のお仕事。』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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入籍直前、オットの友人I氏に会った時「奥さんは、―」と呼ばれたのが初めてで、後に続く質問に答えずに『あっ!!今、私は人に“奥さん”て初めて呼ばれましたたよ!!すごい!どうしよう!』と口に出し、脳内お花畑でうれしはずかしい顔などをしていたら、その場に居たオットの悪友H氏に「そんなの、新聞の勧誘に嫌ってほど呼ばれてすぐ慣れるんだから」と冷静に言われて萎えたりしていた。

妻とか奥さんとか嫁とか、そういう実感はまるでない。

婚姻届を出した翌日の月曜日、オフィスへ向かうエレベーターでペヤング狂K氏と一緒になり「人妻ですよ、ヒトヅマ。今まで私ににとって小エロの代名詞だったのに。自分がなっちゃったよ。これで団地に引っ越したら団地妻でもう完璧。」と報告したら大笑いされたが、自分で述べていてもあまり実感がなかった。

とにかく、まだ2日目でもあり、肩書きが変わった小エロ感以外これといって生活に変化もなく。

2004年10月5日『傘がない』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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井上陽水の歌の話ではない、今朝の話である。


東京は朝から本降りの雨、傘を持って家を出た。

職場までは電車を乗り継いで40分ほどの距離である。午前10時~午後6時という時間で勤務しているので通勤時間はもう混雑のピークを過ぎていて座席に座れる確率も高い。今日も座れた。低気圧が近づくと持病の偏頭痛と椎間板ヘルニアがシクシクと痛む、しかも今日は生理痛まで重なってもはや動けぬ。グッタリと座席に腰かけて目を閉じた。


そして。

ふと、気づくと職場の駅である。あ。降りなきゃ。

急いで立ち上がる。

ホームに降りる。

2~3歩進む。



・・・・何か足りない。


あ!!傘!!かさ忘れ・・・

『プシュー』

2015年9月24日木曜日

生まれながらの○○説

家族で近所のファミレスに行った時の話。

席に案内されてメニューを見ていて、家族全員が優柔不断なのでグダグダしながらこれから食べるものについて各々の意見をぶつけ合っていたら、男性店員が水を持ってきてくれた。

テーブルにキッズメニューが無かったので、そのタイミングで持ってきてくれるようお願いしたら「かしこまりました」と去っていく、若い男性店員。

すると息子が言う。『あの人、店長だよ。名札に店長って書いてあった!!てんちょーさんだ!』

2015年9月19日土曜日

2001年7月12日『自動化の必要性について考える』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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結構前の話になるが、大きな家電屋さんに行った時。店内をウロウロしていると、突然なにかが視界の端で、動いた。

蓋が自動で開く便座

なんだと?!冷蔵庫売り場の隣はトイレ売り場。ウオッシュレットに並んでサンゼンと輝くその便座。センサー内臓で、ヒトが近づくと勝手に蓋があくのだ。

横切る→パカー(開)→手で閉める
また横切る→パカー(開)→手で閉める
またまた横切る→パカー(開)→手で閉める
またまたまた横切る→パカー(開)→手で閉める

こんな自動化された便器の蓋を、この時初めて見たもので。夢中になっていると店員に声をかけられる。「今はこんなのが出ているんですよ、最新式ですよ。」

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そして今日の話。

只今、会社ではペプシコーラのペットボトルについてくるレゴブロックが大流行。(といっても、集めているのは私とあやや嬢とS氏の3人だけ)レゴ欲しさに毎日コンビニでダイエットぺプシを2~3本買ってきているため必然的に日がな一日、コーラ飲むはめになる。

仕事しながらぼんやりと、よく見ないで机のはじに置いてあるコーラのペットボトルに手を伸ばす。“あーーー、ここの画像どうしようかな。”とモニタ見つめたまま、いろいろと考えながらコーラを飲もうと、ボトルに手を伸ばす。

半開きの口→かぷっ→アレ?

てっきり開いているとばっかり思っていたのに、ペットボトルの蓋はがっつり閉まっていた。蓋の閉まったペットボトルをくわえてしまった。馬鹿な風景。

「わわわわわ、わわわわわわわ、大変、大変!!飲もうとしたら蓋閉まってる、蓋、ほら、見てほら!!」

自己顕示欲丸出して、私はいま大失敗をしてペットボトルをくわえたんですよ!と反射的に周囲に訴え、隣の席のああや嬢が吹き出す。たまたま、その横を通りがかったS氏が冷静にポツリと言った。

「あー、あれっすねー。トイレ焦って駆け込んで、座ったら便器の蓋閉まってて座っちゃったのと同じっすねー。」

近づくと勝手に開く便座と、飲もうとした時に持ち上げたら勝手に蓋の開くペットボトル、どっちが有益だろう。トイレの蓋も大事だけど、焦って駆け込んだ時に追いつくスピードで蓋は開かないので、どうせ待っていられなくて手動で蓋開けちゃうんだろうな。

2000年6月26日『Tシャツでいこう』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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ASH:「ねぇ、その”リカリィポンチィ”?ってなにぃ?」

昼下がり、白い机の周りに椅子をならべて一食290円の仕出し弁当を食う若者達が5人。私の前には嫁入り直前のあやや嬢、右隣にはASH。ASHの向いにはF氏が座り、その2人にはさまれるお誕生日席には影光氏。

F氏:「ん?なにぃ?」

ASH:「それそれ、そのF君の着てるTシャツ。それ何処の?胸の所になんて書いてあんの?」

今日の弁当のおかずはよくわからない野菜のゴッタ煮で、おばあちゃんの味がする。もぎゅもぎゅもぎゅ。もぎゅもぎゅもぎゅ。おかず2品目は焦げた焼き魚で、こちらもなぜかおばあちゃん。もぎゅもぎゅもぎゅ。溢れんばかりのお婆ちゃん味を噛み締めながら、私は隣に座るASHとその向いに座るF氏の会話を聞いていた。

F氏:「ああ、これか。これはねぇ・・・・」

2000年7月24日『トイレの電気が切れたらば』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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とある夜。とある会社。残業中の人々。社員達、そして社長。

(ガチャッ、パタパタパタパタ)

後ろから音がした。ashが席を離れた。きっとトイレにでも行ったのであろう。カタカタカタカタ。果てしない量の仕事を黙々と片付ける社員、そして社長。

(パタパタパタパタ)

用を済ませて スリッパを鳴らして帰ってきたash。

ash:「あー。大変たいへん。トイレの電気が切れたよ。あーもう、あーもう、びっくりした。パシって、パシってさ。危なくOBするとこだったよ。危ないなぁもう。」

iMac買いに行ったら遭難した事があったのを思い出した。

10年以上前にWebサイトで書いていた駄文の中から、思い出に残っているものをローカルに保存したデータの中から発掘する作業などをしていて。断片的に書かれている内容から『ああ!そんな事件あったなー!』って記憶が蘇った。

2001年頃だったかな、職場でMacintosh(オニギリ型のモニタ一体型の透明な奴)を1台買うことになり。理由は忘れたけど、配送ではなく電気屋に引き取りに行くということになっていて。手の空いている人が車出して行ってこいって話になり。

私&あやや嬢という最悪の組み合わせコンビが行くことになった。

運転手:あやや嬢(稀に見る方向音痴、教えた道を必ず逆の方向に行く女)
ナビゲーター:私(嘘の道しか教えない・曲がる場所を言いそびれる・1年住んでも地理がまったく身につかない非地元人、免許はあるので道路標識は分かる)

2001年12月8日 『He said that, “S氏は僕の日本語の先生なんだ、あなたはセカンドティーチャー”』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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一般的に副担任は何もしませんし、あまり頼りになりません。
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在日3ヶ月を迎えるP氏(インドからやってきたプログラマー、普段の会話は英語)に日本語を教えてあげようと同僚S氏が奮闘している。今日は昼休みに「いってきます」と「ただいま」の使い方をレクチャー。

いつもS氏はシチュエーションを作って、ジェスチャーで教えます。その「日本語教師S氏の一人芝居」を見るのが最近とても楽しみになってきてる私なのであります。

S氏、ドアに向かって行ったり来たりしながら顧客先に行って帰ってくるまでを演じる。「ユー、バック トゥ オフィス、ユー セイ。『タダイマー』」

P氏、リピート。『タダイマ-』。彼の生徒はイントネーションを真似るのがとても上手い。うををををを!!いい!いい感じだよ!P氏!!日本語話すの上手いね。勘定が伝わるよう、大げさに喜んでみるS氏と、横で見てた私。

P氏は「OK, I will try.」と言って、ドアに向かって歩き出した。

2002年8月2日『小話』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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同僚のP氏はインド人、在日10ヶ月。普段の会話は英語、母国語はヒンズー語。隣の席の同僚S氏(ナイスガイ)にコトあるごとに日本語を教えてもらっている。そんな彼の日本語習得奮闘記を以前にどこかで勝手に数回書いている。P氏がもし日本語読めたら「暴露しすぎ!!」と怒るかもしれない。まあいいや。

とある昼下がり、P氏とS氏は連れ立って昼休みにマクドナルドへ飯を食いに行った。

帰ってきて、なにやらP氏が今日覚えた日本語の復習を始めた。どうやら「マクドナルドで注文して、お金を払う」という一連の日本語をS氏が教えてあげたらしい。

S氏(店員役):「いらっしゃいませー」

2002年9月4日『小テロ』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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8月31日付で退職したのでありますが、残務整理と引継ぎのため9/4まではバイト出勤をしております。

バイトなもんで、時間も適当でよろしいなんて甘いことを言ってもらえたので朝寝坊に磨きがかかり、月曜・火曜と11時半出社をしております。おかげで連日、夜の11時過ぎまで働く羽目になっています。これが自業自得というモノか。

既に私の机とPCは新しい人に託してしまいましたので古いノートPC(古来は元同僚F氏が使用していたメビウスでございます)でS氏の隣の空き机にて書類の作成に明け暮れているのでございます。

本日も私は昼近くにノコノコやってきてコーラを飲みながら(これはいつものことなのだが)パチパチと書類を作っているかと思いきや。突然、隣のS氏へ向かって語り出す。

私:「ちょっといい?」

S氏:(目線はモニタから動かずに)「なんですか?」

私:「“マクドナルドでバニラシェイク買ったのに中身がトロロ芋だった”っての、どうよ。」

2002年12月24日『Kさんの盲腸』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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ふと思い出した気色悪い話を1つ。

私の高校時代の先輩の話です。あえて仮名でKさんとしましょうか。Kさんのお母様はバリバリと働く看護婦さん、叔父さんが外科医院を開業されております。

とある日、Kさんが盲腸になりました。幸い、家の裏には叔父さんの病院がありますのですぐにそちらで診察し、手術することになりました。そして術後、看護婦のお母様がこうおっしゃいます。

母:「いい記念になるから、摘出した盲腸もらってこようかしら。」

ということで、退院したKさんは身内のよしみということで特別に叔父さんから譲り受けた、自らの体内から摘出された盲腸のホルマリン漬けを抱えて家に戻るハメになりました。

2003年8月20日『 拝啓、ジョン・レノン様』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。「カーポン」は当時の職場の人。
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タイトルがアレですけど、真心ブラザーズとは一切関係ございません。
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突然だが、カーポンの話をしよう。カーポンは、ビートルズが大好きだ。カーポンは何よりもジョン・レノンが大好きだ。そして1枚のCDからこの話は始まる。

とある日、私はカーポンと喫煙所で会った。部署が違うのであんまり良くは知らん人だったのだけれど、2人で並んで煙草を吸いながら、ちょっとだけ音楽の話をしていた。お互いに良く知らない間柄なので、とりあえず共通点を見つけようとか、そういう類の会話だったはず。

私:「ジョン・レノンというかビートルズ自体、あんまり聴いたことないや。カーペンターズは中高生の頃に聞いてた。」

カーポン:「あー、もったいない。あんなに素晴らしいものはないぞ。」

で。

私もカーポンも、その日はCDウォークマンを持っていたのでお互いに今ウォークマンに入っているCDを交換しちまえ!ということになった。

2003年8月11日『最後の一人』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。「蛙にぃさん」は当時の職場の人。
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昼間、蛙にぃさんと「LOVE,PEACE & TRANCE」について話していた。昔、細野春臣が女性ボーカル3人集めてやったやつだ。

女性ボーカルって、小川美潮と遊佐未森と・・・・あと一人だれだ??私も、蛙にぃさんも、全然思い出せずにいた。私はすぐに「後でネットで調べよう~」と思い出すのを諦めたのだが、蛙にぃさんは依然としてずーっとずーっと思い出そうとしているのである。

私:「まだ考えてんですか?私もうとっくに諦めましたよ。」

蛙:「お前はそうやって困難に出会った時に諦めて諦めて、そうやって逃げてばかりだから成長できないんだ。」

私:「あんた、私の人生のナニを知ってるっていうんだ!たかが細野春臣プロデュースのCDごときで!!」

2015年9月18日金曜日

2003年7月9日『隠れサウスポー』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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職場の昼休み、隣席のペヤング狂K氏と牛丼を食いに行った。オフィス街、12時過ぎの牛丼屋はひどく混雑していた。にんにく牛丼は美味しいのだけれど、とても臭かった。

半分くらい食べたところで、私は顔を上げてK氏に「これ、持って帰って食べたら怒られます?」と、聞いた。テイクアウトして、会社でこれを食ったらフロアじゅうがニンニク臭くなるんじゃないかと思ったからだ。

するとK氏は「あぁ。でも頭の働きが良くなるだろうとか言われて怒られなかったよ。」と答えた。

頭の働き・・・?

2003年7月4日『連れマジック』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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困ったことにまた混乱している。多分、去年くらいに掲示板へ書いたような覚えのある話なのだが。私の混乱を、これ読み始めた貴方にも一方的に伝えたい。
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事の発端は3年前。私が東京から東海地方へ移住して働き始めた頃で、職場の同僚だった影光さんと談笑していた時だ。

「こないだサー、連れがクッキー作ってきたとか言ってティッシュで包んでもってきたんだよね。ビックリした。(ゲラゲラと大笑い)」

4人くらいで休憩時間に話をしていて、私以外の人はゲラゲラと笑っていた。私はてっきり

『ははーん、影光さんの彼女の話だね。ノロケているのだね。』

と思い込んでいたのだ。

後日また影光さんと話をしていて連れという単語が出てきた。だがしかし、影光さんの話の内容だと今度は“連れ”と称される人物は男性のようなのだ。

私は思い切って聞いた。

私:「あのスイマセン、話の腰を折るようですが連れって誰ですか?彼女のことですよね?」

影光さん:「あ?友達だよ。男の友達。彼女なんて居ないよチキショウ。」

2003年5月19日『雨の日と月曜日は』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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Rainy Days and Mondays always get me down.

カーペンターズの歌にもあるように非常に憂鬱な朝でございます。いつもの時間のいつもの電車に乗ると湿度の高い空気がスーツに吸い付いて、体も気分も重くなること請け合い。

今日もトロトロと電車は走る。

私が通勤に使う黄色い電車は、なぜだかとてもつり革が少ない。山手線と比べたらいけないかもしれないけれど、つり革少ない。怒りを覚えるほどにつり革と手すりが少ないと思う。んで、カーブの多い路線なので滅茶苦茶揺れる。急な変速も多い。

会社の同僚は私がこれから書く話を話した時に、この電車について

「昔、テレビ番組でその電車使った企画やってましたよ。始発から終点まで手すりやつり革につかまらず、立ったまま耐えられたら賞品もらえる、みたいな。」

と、教えてくれた。そんな番組も撮れるほどに、ガタンゴトンとよく揺れるのである。

今朝の話である。

2003年3月9日『或る日曜日の午後』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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昼飯はカッパ寿司。近所なのでチャリンコにて颯爽と出かける。

カッパ寿司といえば焼鮭、焼鮭といえばカッパ寿司。皮のついた鮭の刺身を軽くあぶり焼いた寿司がまたもう旨くて。まぐろはたまに凍っててマグロシャーベット寿司になってはいるが焼鮭だけはもう愛してやみません。

回る寿司を見ながら、たまにネタがシャリから滑り落ちて無残にも「刺身とゴハン」が乗っている皿を見るたびに『なんですか、あれは職場放棄ですか。』と指差してケタケタ笑う。

回転寿司がね、諜報部の連絡本部とかになっていたとするじゃない。で、スパイが来店すると必ず寿司が出てくるレーンの一番最初の席に通されてそこで流れてくるネタの順番が暗号になっているわけですよ。『まぐろ、まぐろ、赤貝、イクラ、ウニ、ウニ、塩カルビ』だと『7日午前6時、ターゲット殺害』とかなんとか。

2003年2月12日『小枝メーター』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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桂小枝の真似が死ぬほど上手い友達が居る。そいつがまた、彼女とケンカした時だけ、私に電話かけてくる。

私は勝手に小枝メーターと呼んでいるのだが、友達のヘコミ具合によって、小枝に似てる度が変化する。落ち込みが激しいと、相当似てない。

んで、一昨日。久々に電話がかかってきた。

2001年2月27日『趣味について』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。この頃はブラック企業で残業三昧でかなり病んでた。
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趣味と仕事一緒にしちゃうと家帰ってすることねーなー、ということに気がついた。

インタビュアー:『趣味はなんですか?』

「ええ、妄想です。(さわやかに笑みを浮かべ)先日、動物園に行きましてね、ラクダ見てヤギに餌やりながら『全部ロボットかもしれない』とか『全部3Dな立体映像でほんとはなにもなくて、動物臭いのも成分合成で作り上げた[動物園のかおり]とか業務用にドラム缶であったりしてて』とか考えたら面白くて面白くて、一緒に行った彼氏にニコニコしながら話したら訝しげな顔されましてね、ええ、そういう顔みててもまた笑えるんですよね。しかもその日、ものすんごい風が強くて池にカモが沢山居てプカプカ浮いてんですけど、もう強風でものすんごい波が立っててカモがグワングワン上下に揺れてんですよね。『わーカモの中に1羽くらい船酔い体質のやつとかいてひそかに橋の下とかでゲロゲロ吐いてたりとかしねーかな』とか、一生懸命探してみたいんですけどなかなかいなくて、これもまた一緒に行った彼氏にニコニコしながら得意げに話してみたらばなんか哀れみの目で見られましてね。ははははははははははははははははははははははは。」

そろそろ危ないか。

2001年11月15日『サッカーボール』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。
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以下、読む前にやっていただきたいこと。

紙とペンを用意してください。できましたか?

ああ、いいですよ。筆ペンだってなんだって。紙がないという人は彫刻刀で机に掘ったっていいですよ。
さて、用意はできましたか。

ではお題です。
サッカーボールを正確に描いてください
※資料はナシでお願いします

さあ、どうでしょう。描けましたか?では本題を始めましょう。

ふり向けば、磔刑

息子はここ1年ばかり、ウルトラマンシリーズにハマっている。最近の、ウルトラマンギンガとかウルトラマンゼロとか、私が知っている頃の特撮ではなくCGをした新しい方を。

2015年9月16日水曜日

チェリー味

息子が風邪をひきまして。

幼稚園時代から忌引き以外では、一度も休んだことが無いという皆勤賞的な生き方をしている鉄人息子が罹患するほどのパワーを持った菌だったらしく、珍しく息子が発熱。

久々に医者に行ったら「最近、マイコプラズマ肺炎が小学校等で流行っている」などと聞いて私はビビりましたけど、息子の状態からしてそこまで悪化してないし肺の音は正常だけど咳が結構出るねということで、色々と多めに薬が処方された。

その中で、シングレア錠が出たのだが。

ブログ引越しに合わせて、過去を捨てました。

こんにちわ。

今まで使っていたFC2ブログから引っ越すタイミングで、名前も変えて過去を捨て去ることにしました。

今後ともチラシの裏として利用していきたいと思います。どうぞよろしく。